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ベルント・フリーベリの器


ベルント・フリーベリは、北欧のミッドセンチュリー期を代表する陶芸家である。日本や中国の宋時代の陶磁器に影響を受けたその作品は、写真では伝えることができない、美しいフォルムと繊細な釉薬に包まれている。フリーベリは1899年にスウェーデンのホガナスで生まれる。13歳からホガナス窯で作陶助手として働き始め、その後いくつもの窯を渡り、35歳まで下積み時代を過ごした。1934年よりグスタフスベリ窯に籍を置き、ヴィルヘルム・コーゲに師事し、1944年に独立と同時にグスタフスベリ内に自らの工房を設立する。22年もの長い下積みを経た彼の作品をみると、他の追随を許さない美しさが、長年の基礎によって完成されたものであることがわかる。生涯、数千におよぶ器を自ら轆轤で制作し、東洋的な釉薬によって繊細で優美な器の美を追求した。


